OB紹介

福岡青年会議所は、その特徴の一つとして、正会員の年齢制限(21才~40才)があり、通常40才を超えた会員は青年会議所を卒業し、以後は特別会員(卒業生)という立場で現役の正会員の活動を様々な形でサポート頂いております。その数は2006年1月現在で1,252名おり、卒業後も青年会議所での経験を活かし多様な分野にてご活躍中です。以下に様々な立場でそれぞれの青年会議所活動を行われた卒業生の皆様にメッセージをお寄せいただきました。

  • プロ野球解説者
    故・稲尾 和久氏(1977年卒)

    JCに入って良かったことは同世代や異業種の人々と接することができ、野球の世界とは違う仲間意識の中で話し合える機会を持てたことです。
    また、JC活動を通 して福岡にプロ野球を誘致しようと活動に力を入れてきた結果が、ダイエー・ホークス誕生として実現したことは嬉しいですね。
    後輩諸君には、失敗や責任問題を恐れずに何事も前向きに挑戦し、活動の火付け役として問題提起して欲しい。
    JC活動の原点は”精神的な自己修練”と”市民に受け入れられる社会開発”をバランスよく保つことにあると思います。

  • 福岡地所株式会社 代表取締役会長
    榎本 一彦氏(1984年卒)

    私はJC時代、理事長と会頭という、ロムと日本、それぞれで大きな役を努めさせていただきました。
    地域の行政に係わったり、全国のJCを回り、同世代のメンバーと語り合うことでローカルとグローバル、共に理解して共に活かすということを実際に勉強することができました。
    このような経験はJC以外ではおそらくできないことです。
    だから後輩の皆さんににはできるだけ「長」と名の付く役を積極的にやってほしい。
    最終の決断を求められる立場での経験は、経営者としても人間としても非常に有意義なトレーニングになるはずです。

  • 博多人形師
    中村 信喬氏(1997年卒)

    「JCが元気が無いとですけど、どうしたらいいとですか。」と後輩に聞かれたら、僕は「大人になりすぎたらいかん、楽しくせれ。」と答えます。
    若いうちは何事にもなりふり構わずどれだけ夢中になれるかが大切。
    人望や人格形成などは、JCを卒業してから身につくものであって、JCは活動を通じ、雑多な人間関係に揉まれて学ぶ修行の場です。
    いかに楽しくできるかで得るものや環境は変わってくると思います。
    イキイキしたものは人を惹きつけます。
    「自分が楽しい場」それが魅力的なJC活動に繋がるのではないでしょうか。

  • 九州朝日放送株式会社 東京支社次長
    森 君夫氏(2004年卒)

    年令制限ギリギリで入会した私のJCライフはわずか4年。
    諸先輩から頂いた「卒業年の委員長は絶対最高!」の言葉を信じて理事になりました。
    サラリーマンの自分に務まるのか?時間的に大丈夫?経済的に大丈夫?様々な不安がありました。
    しかも04年は世界会議の年。しかし、それは杞憂でした。委員会は一人ではありません。
    委員会メンバーそして執行部が影となり、日向となり助けてくれました。
    大変なこともあったけど、共に苦労をした仲間は自分にとってかけがえのない財産になっています。

  • 株式会社ガイア 代表取締役
    宮﨑 鐘子氏(2005年卒)

    JCこそ『平等』という言葉がぴったりなのです。
    「友情・奉仕・修練」の3信条の基、志を高く持ち「英知・勇気・情熱」を持って真摯に行動していけば国籍・性別・会社の規模等々、関係なく平等にチャンスが与えられるのです。
    そのチャンスとは何?なのかは、それもはかり知れないほどあるのです。
    心からの友人を持つこと、時間の使い方の効率性が上がること、世界中にネットワークができること、愛するこの街に必要だと想うことが実現できること、そして不可能が可能になること・・・・。
    40歳までの「青年期」にJCという土壌で思いっきり自分と向き合うことは40歳以降の自分の人生にとってかけがえのない財産となるのです。