理事長ブログ

2019年02月01日
  • 第67代理事長 岩木 勇人

厄払い・直会

厄払いの季節ですね。一般的には年始から節分までに行うことが多いようです。厄は数え年で計算するので、数え年の場合新年を迎えると年齢が加算されます。ですので、誕生日がいつであれ、1月1日から厄年に突入します。さらに昔は旧暦でしたので旧正月に入る節分(2月3日)までに済ませると良いという風習が生まれたようです。全国的にも博多にある若八幡宮が有名ですよね。この時期には厄払いをするために行列ができるほどです。

JCも男性の場合、卒業の年(満40歳)が前厄となりますので、この時期に卒業生の厄払いを行います。私も今週、各派閥で開催される厄払いの神事後の直会にご挨拶に伺いました。

福岡JCには派閥という非公式の組織があります。派閥というと何か政治の世界での権力闘争のようなあまり良くない旧態依然としたイメージがありますよね。しかし単年度制のJCにおいてはその補完的役割を果たしています。中長期の視点で次世代リーダーを育成する機関であり、それぞれの派閥にカラーがあり約300名いる組織に多様性をもたらします。また、時に生じる適度な緊張感とともに慣れ合いを防ぎます。当然、LOMのために派閥があるのであって、その目的を見失っては派閥の意味そのものがなくなるわけです。

現在、福岡JCには「新風クラブ」「さわやか会」「リバティクラブ」「未来塾」の4つの派閥が存在します。それぞれにリーダーがいて、そのリーダーを支えるメンバーが存在します。JCという団体の目的の一つが指導力の啓発、いわゆるリーダーの育成ですので、そういった意味ではJCという公式の組織でも非公式の組織でもそれぞれにリーダーが育つ仕組みができているのだと思います。

どんなことにも歴史があり、意味があります。しかし、時代の要請にあわせた変化をすることなく、その存在自体が固定化すると本来の目的を見失い伝統は続きません。是非、一つ一つの意味を考えながら良き伝統を次世代につないで欲しいと思います。

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