理事長ブログ

2019年02月03日
  • 第67代理事長 岩木 勇人

リンケージ(連携)とは

今日は2019年度運動方針における三本の柱の二つ目「リンケージ(連携)」について少し述べさせていただきたいと思います。

リンケージ(Linkage)という言葉自体、あまり耳慣れない言葉かもしれません。直訳すると連鎖・連係と訳されます。特に政治学においては、国際間協議において、それぞれ別々の問題を関連づけ、抱き合わせでその問題を解決していく方法という意味としても用いられるそうです。ここでいうリンケージとは、私なりの解釈でいうと、これまでは別々に考えられている物事が、相互に影響し合う関係になるという意味で使っています。

理屈はさておき、私が是非皆様に意識していただきたいことは2点、JCのネットワークを大いに活用して欲しいこと、そして団体・法人・個人に限らず外部との連携やつながりをもっと強めて欲しいことです。

例えば1点目、「JCネットワークの活用」とは具体的には、LOM内で言えば委員会の枠を超えた交流もそうですし、1500名を超える特別会員(OBOG)の存在。また、国内を見渡せば約35,000名の志同じくする仲間がおり、そして117の国と地域に広がる国際的なネットワークも有しています。現在、上記のようなネットワークをどれだけ活用できているのか、まだまだ連携できる余地は沢山あります。JCのバッジ一つでつながることのできる財産を更に活用していきましょう。

2点目、「外部との連携強化」とは現代社会においてJC以外にも特定分野で活動する団体や組織が数多く存在します。また、公益性の高い事業をする上では産・学・官との関係を、更に密接に強化していくことも必要です。そして、組織との連携だけでなく、SNS・動画共有サイト・クラウドファンディングなどの活用による個人とのつながりも直接持てる時代です。

そして何よりも、JCは単年度制のフラットで色のない組織だからこそ領域を超えた連携が可能であり、大きな化学反応を生み出すことができるはずです。これまでにない組み合わせ(連携)そのものがイノベーションなのですから。

何度も発言しますが、JCしかなかった時代からJCもある時代になり、新たな時代を迎えるにあたり、平成という時代はJCがあった時代だったと言われないためにも、今以上に外を向いて積極的に活動していく必要に迫られています。

特に2019年度はJCネットワーク委員会(年岡委員長)、拡大委員会(岩元委員長)、会員交流委員会(井上委員長)、ローカルコミュニケーション委員会(梅山委員長)という「リンケージ(連携)」に関わる委員会を4つ組織しました。それぞれの委員会の皆様の活動に期待を寄せています。

 

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