理事長ブログ

2019年10月26日
  • 第67代理事長 岩木 勇人

やすらぎ荘JCキャンプ

私たち福岡JCにとって30年以上も続く伝統事業でもある「やすらぎ荘JCキャンプ」、今年もその季節になりました。なぜこれだけ長い期間、福岡JCの主催事業として続くのか考えたことありますか?

継続事業にとって肝心なことは、毎年応募してきてくれる参加者や、会場を提供してくれるやすらぎ荘、そして共催させていただく九州大学の皆様など、事業に関わる人々にとって価値のある事業であり続けるということが大切です。また、我々福岡JCメンバーにとっても同じことが言えます。

ですから、私も2016年度研修委員長の頃に「きょうだい児」という部分にスポットをあてたのは、時代にあわせて変化する価値に対応するためでした。また、入会1年目の新入会者がこの事業に取り組むところも我々にとってのこの事業の価値が色あせない一つの理由があります。

しかしながら、同じことを踏襲していては価値は必ず減価します。伝統事業だから、やすらぎ荘だからと惰性で取り組むのではなく、常に社会に何が求められているのか、この事業に関わる人にとって今価値あることとは何かを常に考え、変化を恐れず刷新していくことが大切です。「ところてん事業」を「にゅーめん事業」へ変えた理由も同様なのです。

そういった意味では2016年度私が委員長を務めたときにそのヒントをくれたのが、九州大学の遠矢教授でした。我々からの提案に時にはぶつかることもありましたが、やすらぎ荘JCキャンプの目的、そこに関わる参加者・九州大学・やすらぎ荘・福岡JCの4者のそれぞれの立場など、多くのことを勉強させていただきました。今日も久しぶりにやすらぎ荘の開会式に参加し、遠矢教授ともご挨拶させていただきました。

私も今年でこのキャンプに関わるのは最後です。今年も西嶋委員長はじめとする研修委員会の皆様がこれまで金曜日から日曜日までの3日間開催から土日の2日間開催へ変化をさせました。より「きょうだい児」の参加にこだわった大変すばらしい価値判断だと思います。

もちろん続けることが本来の目的ではありません。是非来年以降もこのような伝統事業に対しても、新規事業と同様に調査・研究し、背景・目的を考え抜き、事業に取り組むことがその価値を減価させない有効な手段ではないかと思います。

ご参加いただいた8組のご家族の皆様、会場を提供してくれたやすらぎ荘の皆様、動作法などのトレーニング分野を全て受けもってくれている九州大学の皆様、ありがとうございました。

そして入会1年目の福岡JCメンバー、研修委員会の皆様、2日間のJCキャンプの準備から当日の運営に至るまで本当にお疲れさまでした。

 

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